最終更新: 25 Jan 2024 | 918 ビューアー |
こんにちは。メルボルン現地無料留学エージェント、Visa Study Oveaseas インターンのYuriです。今回は私がなぜワーホリ1年を終えて学生ビザに切り替え、留学生としてメルボルンに滞在しているのかについて綴ります。
オーストラリア滞在履歴
まずは私のオーストラリア滞在履歴について。
日本で約3年間の社会人生活の後、
2022年10月~2023年9月 オーストラリア メルボルンにてワーホリ
(最初の8週間は語学学校で勉強)カフェでウェイターとして働く
↓
2023年9月~学生ビザを取得し、留学生として引き続きメルボルンに滞在
カレッジのVETコース(専門分野を学ぶコース)に通いながら、カフェで働きつつ、VSOでインターンをしています。
もう限界。1年以内に帰国するするつもりだった
滞在1年目にメルボルンで出会った日本人のワーホリの方々は、セカンドビザを取るためにファームに行ったり、また他の国に行ったり、”やっぱり日本が良い”と考え、ビザが切れる前に日本へ完全帰国している人がほとんどでした。
私も最初は同じような考えでした。仕事探しや家探し、不安定な気候、日本には叶わない利便性、文化の違い、言葉の壁など様々な困難にぶつかり、心が折れそうになったことが何度もありました。
こんなサバイバル生活をするくらいなら帰国して安定した暮らしがしたい。と思い、滞在延長なんか絶対しないでワーホリ1年終えたら日本に完全帰国すると決めていました。
まずはなぜそこから心が変わり、滞在を延長したいと思うようになったのか?
一番の理由は、自分自身に焦りを感じたから。
ワーホリ開始半年以降は生活が安定し、旅行をしたり、様々な国籍の人と遊びに行ったり、ホリデーとしては充実した生活を送っていました。でも日本に帰ることを現実的に考えたとき、自分自身に焦りを感じたんです。
ワーホリ前は割と真剣にキャリアについて考えながら働き、転職も経験していたので、日本で再就職するとなった場合に面接官から聞かれることも大体想像できました。
もしこのまま帰国した場合、1年間で人としてどう成長したのか?正社員として仕事をしていないブランク期間について、際にどうポジティブにアピールできるのか?と色々考えた時、このままでは帰れない。帰国するのはまだ早いと感じました。
英語力に関しては、たった8週間の語学学校+自己学習でネイティブスピーカーと対等に会話できるようになる訳もなく(人によると思いますが)
仕事はカフェでのウェイター経験のみ。キャリアに繋がるようなことは対してしていません。
学生ビザで延長滞在している理由
1.20代の3~5か月間をファームで過ごすことを勿体なく感じた
セカンドビザを取るためには、ファーストビザでの滞在中に農業や家畜で88日(約3か月)以上の勤務をしなければなりません。たった88日?と思うかもしれませんが、私にとっては、20代の3か月、ワーホリ1年間のうち4分の1を“単純作業”に費やすのは勿体なく感じたんです。経験者から過酷だと聞いていたこともあり、1年間の延長滞在のために3か月間耐える自信はありませんでした。
また、その3か月間でもっと実りのあることができるはずだと考えました。
2.他国の留学生たちにインスパイアされた
メルボルンに来て、様々な国籍の留学生に出会いました。
彼らと出会って最初によく話題になるのが、オーストラリアに来ている目的や目標、そのために今頑張っていること。
彼らの答えは、
オーストラリアの永住権を取得して現地就職し、沢山稼いで母国にいる家族を支えるため。
専門分野の研究をして最新技術を開発するため。
新たなビジネスを立ち上げるため。
母国では学べない知識・技術を身に着けて国に貢献するため。等々。
語学学校で出会った友達も、以上のような目的があるからその手段として英語を勉強していました。
あなたは?と聞かれたとき、彼らに語れるような目的も、頑張っていることもない。ハッとさせられました。
芯が強く士気の高い彼らにインスパイアされたと共に、海外で生きるということは彼らと肩を並べるということであると痛感しました。
メルボルンはオーストラリアの中で最も大学が多い学園都市。こんなにも学びにあふれた環境、士気の高い人がいる都市にいるのに、ワーホリで終わるのは勿体なすぎると感じました。
3.英語+専門分野を身につけたかった
(2)の理由とも重なりますが、日本人以外の留学生は、英語力の向上を最終目的として留学している人は、私が知る限りではほんの一握りくらいでした。語学学校に通っている人は、オーストラリアや他の英語圏で専門性を学ぶためのツールとして英語を学んでいます。
その姿に影響されたことに加え、今後、キャリアを再構築することを考えた時、英語+専門性を身に着けるべきだと考えました。
オーストラリアには、ホスピタリティ、ビジネス、HR、アカウンティング、UXデザイン、セラピーなど日本と比べ物にならないほど多くのコースがあり、何を学ぶのか非常に悩みました。
最終的には、一度は基礎からしっかりと学んでみたかった「マーケティング&コミュニケーション」を学ぶことに決めました。
4.思っていたより学費が安かった
ここまでかなり真面目な理由を書いて来ましたが、これはぶっちゃけな理由のひとつです。
最初は留学するとなると、最低でも100万円($10,000)くらいは最初に用意しなければならないと思っていました。
しかし!オーストラリアのプライベートカレッジの専門コース(VET)は思っていたより学費がお得だったのです。
私が選択したコースの学費は年間でなんとAU$ 6,000(約60万円)
更に、1年4学期制で、学費の支払いはそれぞれの学期が始まる前でOK。
つまり、3か月で$1,500、1か月で換算すると$500だけ。
入学前に学校に支払った金額が
入学金 $150
学費 AU$6,000 ÷ 4学期= $1,500
合計 $1,650 (≒16万円)
たったのこれだけだったんです。(ビザ申請費用と保険代は別)
そして、残りの学費の$4,500は、学期が終わったら次の学期の授業料を $1,500を支払うという仕組みになっていました。
なので、万が一学校やコースが合わなかったとしても、一括払いではないため学んでいない学期の学費を無駄にしない。変更しやすいといった点も、気軽に学生としての一歩を踏み出せた理由の一つです。
5.大好きな仲間のいる職場で長く働きたかった
“学生だったら2週間24時間までしか働けないからワーホリのほうが良い”
という声をよく聞きます。
でも、私はワーホリのときでも24時間弱しか働いていませんでした。それでも貯金はできました。
無駄遣いをしなければ、2週間24時間分の稼ぎで普通に暮らしていけると思います。
また、ワーホリで働く場合は、同じ雇用主のもとで働くのは6か月間までという制限があります。
ここがかなりネックでした。ワーホリで来た日本人の中で、仕事がみつからずお金がないので帰国せざるを得なくなった人を何人か見てきました。
異国での仕事探しは本当に大変です。日本のように、アルバイト・パートだからほぼ採用のような常識は存在しません。
そんな仕事探しの大変さを再び味わいたくなかったこと、また、せっかくゲットできた安定した職で、大好きな仲間たちとできる限り長く働きたいと思ったことも理由の一つです。
ファームで3か月過酷に働いてセカンドビザを取り、また同じような生活を送るよりも
安定した職場で楽しく稼ぎながら学校に通い、ワーホリとは違う学びのある生活をするほうが、今後の自分のためになると判断しました。
言い換えれば、目先の稼ぎよりも学びで自己投資をしています。
以上が、セカンドワーホリではなく、留学生としてメルボルンで学生生活を送っている主な理由です。
日本では"ワーホリ出稼ぎ”という言葉がメディアで飛び交っているようですが、私は出稼ぎ
を目当てに渡豪したわけではなく、自分自身のプラスの変化や成長を求めて来ました。
一口にワーホリをとっても、人それぞれ目的や成し遂げたいことが違ってくるので、過ごし方や進む道に正解はないと思います。
ただ、これからワーホリに行く方、現在ワーホリ中で今後の進路に悩んでいる方にとって、一つの考え方としてこの記事が参考になれば幸いです。
引き続き、こちらのブログやインスタグラムなどでお役立ち情報を発信していきますのでよろしくお願いします。
20 Apr 2024
10 May 2024
15 Apr 2024
23 Apr 2024